11月に開催するキャリア開発ワークショップ・CDW
アンケートに記された参加された皆様の感想をご紹介する2回目です。

今回は、特に女性の方に多い声

これまで自分のことがよく分からず、周りにあわせるのに懸命だった。すべてが分かったというわけではないけれど、ここは自分の持ち味なんだと自分で自分を認めてあげられる部分ができた

このお話は、アンケートだけでなく、直接伺ったこともあります。
小さな頃から、「女の子らしさ」を求められる。
例えば、自分の考えや思いをむやみに表明しない、むしろ周囲の人々(親も含めて)に気配りし、先回りして配慮すること、やさしい仕草やにこやかな表情をで接することなどなど……
自分であることよりも、「周囲からの期待像」であることを求められる。
しかもその期待像の中には、社会的・文化的な規範も含まれているという。

期待に添っていないものは、周囲からだめといわれる前に、自分で「これではいけないんだ」とダメ出しをしてしまう。

それになれてしまうと、親しい人や自分のことをよく分かってくれている人が、「それはあなたのいいところなんですよ」といっても、もはやそうとは思えない。自分のためにいってくれているとは分かるのだけれども、それに素直になれなかったり。
そして、その受け入れられないことに、あらためてまた自己嫌悪を感じたりする。

とっても大変な人生でした。

お話を聞かせてくれた方はそう仰っていました。

でも、2泊3日、本当に自分のためだけに時間を使ってみる。
他者への気配り、心配りもできるだけ止めてみる。でも、本当にしたいときにはしてみる。
そうした時間、短い時間だしほんのちょっとだけかもしれないけれど自分らしく51時間を生きてみる。
そしてその51時間しか知らない、CDWのほかの参加者から最終日には自分の話についてフィードバックをもらってみることが、自分で自分を知り、納得する上で大きな手がかりになったと仰っていました。

51時間という時間がもたらす結果といえるかもしれませんね