毎年11月、2泊3日の日程で開催している「キャリア開発ワークショップ・CDW」。
ただいま参加者を募集中ですが、51時間かけてどのような意味があるのか、その感想をご紹介してみたいと思います。

毎回最後に書いていただいているアンケートの内容を元にしていますが、原文のままをご紹介することはできませんので、特徴的なものについてその趣旨をご紹介するということでご容赦ください。

若手の方、中堅層の方がよく仰るのが

 自分自身のことなのに、時間をとってきちんと考えるということをしてこなかったことを痛感した。良い機会だったと思う。できたゴールに向けて、ときどき振り返りながら取り組んでいきたい

就職活動の時など、これまで考えないで来たわけではないんです。
ただ、会社に入ってしまうと、ふだんの生活の中では、ほかに考えないといけない、しかも緊急性の高いことがあったりするわけです。なので、中断せざるを得ないのです。

しかも、将来のことのように「それ、正解です」という答えがあるわけではない考え事は、つらつらと続くものです。
だって、算数の問題とかであれば、いったん答えは出るし、それが合っているかどうかを確かめられますが、将来のことは将来になってみないと分からないからです。
なので、どうしても続いてしまう。

「ここまで考えているから大丈夫」というのは、誰も言ってくれない。
自分で、「そうか、こういうことか!」と、腑に落ちる。そこまでじっくり考える時間を確保してみるしかないのですね。

そしてCDWはキャリア・カウンセリングが標準装備です。これも、腑に落ちる、という意味ではとても効果的なんですよね。